「子どものお手伝い」ハードルを下げるには

子どもがお手伝いをしたがるのだけれど

子どもができそうなメニューってあまりない・・・

と思ったことはありますか?

 

「料理のすべての工程を経験させなければ」

と思うと、とても少ないかもしれません。

 

以前にも書いたのですが

幼児さんの料理のお手伝い、実は料理の一部に関わるだけでも

「自分で作った!」という気持ちになれるのです。

 

 

この「自分で作った!」という気持ちになれることが重要なのですが、

料理の一部の工程だけでも大丈夫、と知るとほっとしませんか?

 

しかも自分が作った、と思うことで

達成感を得られます。

 

さらにはお手伝いすることで

・その食べ物に興味を持つ

「食べてみたい!」という気持ちを引き出せる

実際に口にしてみる

好き嫌い克服につながる、ことがあります。

 

また「自分で作った」もので「おいしい」と家族が喜んでくれた

という経験があると

食への興味やもっとやってみたいという意欲へとつながる他

自己肯定感も育まれます。

子どもが料理をする、

子どもにとってはいいことばかりなのです。

 

子どもの料理のお手伝いは

「料理を覚えさせる」ためのものではないのです。

「全部を経験させなければ」と思う必要はありませんよ。

繰り返しになりますが、一部だけでも十分です。

 

なので、その時の言葉がけも重要です。

「これしかやってないじゃない」と言うのと

「◯◯ちゃんがこれをしてくれたからおいしいのができたね!」

と言うのとではかなり違います。

プラスの言葉がけをしたいですね!

 

 

手伝うと言ったのに、すぐ飽きてしまうお子さんもいれば

「もっとやりたい!」

というお子さんもいるかと思います。

今は気分でなかった、他のことをしたい

子どもには普通にあることで、

「そういうときもある」くらいに思ってもらえたらいいと思います。

 

 

もっとやりたい!(逆に困ってしまう)というお子さんには、例えば

「今日はミニトマトのヘタを取るお手伝いがあるよ。

今日のお手伝いはそれだけで他にはないけどお願いね!」

など、お手伝いを実際する前に予め言っておくと心の整理がつきやすくなります。

事前に1回だけでなく、2回、3回同じことを言ってもいいのです。

理解しやすくなりますよ。

 

 

ポイントは最初から最後までお子さんにお手伝いを「させて」、

「料理って疲れる」「楽しくない」

というイメージより一部でもいいので「楽しかった」

と終われたら花マルなのです。

 

もしお子さんが1つでもお手伝いを経験できたら

お母さん自身も自分で褒めてあげてくださいね。

お子さんがお手伝いをできるように準備するって、なかなか大変ですよね!

 

いんげんの筋取りもなかなか難しいですが、

幼児期に指先を使う作業をたくさんしておくと

指先の感覚が豊かになり、細かい作業もできるようになっていきますよ。

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