三鷹若葉幼稚園さま食育レッスン「味覚について」

三鷹若葉幼稚園さまに月1回食育レッスンに伺っております。
こちらのお仕事は日本キッズ食育協会へご依頼いただき、
年長さん、年中さんクラスへメイン講師各1名とアシスタント講師各1名
キッズ食育トレーナー4名で伺っています。
今月は、メイン講師として年長さんのクラスを担当いたしました。
今月のテーマは「味覚について」。
「味見」をたくさんしました!
基本五味の5つ、「甘味」「酸味」「苦味」「塩味」「旨味」。
大人にとって味と言葉が合ってて当然なようで
幼児さんは案外間違えて表現してしまったり、あいまいだったりもすることがあります。
今回は味見をすることにより、この五味と表現が結びつくような内容を実施しました。
酸味を感じるものに対して「これ飲めない!」「すき!」というまちまちな反応。酸っぱいという顔もかわいい・・・!
だしの味に至っては「水?」「いいにおい」「おいしい」「おいしくない」「にがい」
いろんな反応がありました。
子どもの味覚はとても繊細です。
一般的に苦いもの、酸っぱいものは苦手な傾向がありますが
子ども全員が苦手というわけでもなく、甘い味付けもない
酸っぱいものでも「おいしい」と感じられる子がいたり、
おそらくだしの中に含まれていた、えぐ味のようなものを感じた子もいたりした、
ということを思い返すと
「子どもってこうだよね」「この子ってこれが苦手だよね」という
大人の方の決めつけというのは、やはり好き嫌い克服の邪魔をしてしまうな
ということを改めて感じるのでした。
感じ方の幅がある分
「この食材の好き嫌いはこの方法で必ず好きになる!」とはならず
その子その子によって違うので、いろんな方法を試すことが大切
ということも改めて思いました。
和食の要となる「だし」の味。
旨味は単体だと、特に天然のだしだと
甘味とは違い、口に入れた瞬間からわかりやすく感じるものではないですが
少し後からやってきて何か感じるもの。
その旨味をしっかりと「おいしい」と感じられるように
大人よりも繊細な味を感じる幼いうちは特に、
濃い味付けではなく、控えめにして様々な食材と出会う、
出会う機会を作ることも大切ですね。
また来月もよろしくお願い致します!