子どもの好き嫌いのイライラを減らすには

野菜

子どもの好き嫌い、多かれ少なかれあると思います。

好き嫌いが多いと、「この子の栄養、足りてるのかしら・・・」と心配になったり、「給食で困るのでは」と思ったりしますよね。
多すぎて食事を用意するのに毎回嫌いなものが入らざるを得ないけれど子どもがやっぱり食べないのがストレス。
食べられないものが少なくても「どうしてこれが食べられないのかな、これが食べられるといいのに」と思うことは当然だと思います。
食べられるものが多くなるとメニューの幅も広がるし健康面の心配も減り、お母さんの気持ちもラクになりますよね!

嫌いなものは断固拒否!
仕方ないです。

幼稚園や保育園に行ってきて疲れている時に嫌いなものを食べることを押し付けられるとより嫌いになってしまうかもしれません。
幼稚園や保育園では遊んでいるのだから楽しいはず!と思うところですよね。
実際お子さんは楽しんでいることと思います。
体をたくさん動かして体力的に疲れていることもありますし初めてのことをした、お友だちのやりとりなど集団生活の中で頑張っているからこそ疲れてしまうということもあるかもしれません。

いつもよりちょっと元気、お腹もしっかり空いているというときに挑戦できるのが理想ですが、なかなかベストなタイミングというのは難しいですね。
でも、もし苦手に挑戦、という時。苦手なものを食べるのは一口で十分と思って大丈夫です!
もっとたくさんあるのに、作ったのに、ほんの小さい一口で何か意味ある!?と思ってしまいがちですが、本人が苦手なものを食べた、ということをわかって食べたことに意味があります。
その一口でも食べた時なのですが「食べて当然でしょ」の態度はもちろん、お母さんやお父さんがさらっと褒める程度だとお子さんにとってはせっかく頑張って食べたのに良い記憶として残せません。

あー頑張って食べたけどまずかった、と思ってやっぱり美味しくないと感じたままになる可能性があります。
ちょっと大人が疲れていてもお母さんお父さんがちょっと大げさに喜んで褒めてあげてくださいね。
自分が食べたことで身近な大人、大好きなお母さんお父さんが喜んでくれると、嬉しい記憶になります。

おいしい、まずいではなく嬉しい記憶が大切です。

つい「一口食べたのだからもっと食べられるでしょ」という気持ちが湧いてくるかもしれません。
見えるか見えないかくらいの一口を食べたところで、味わったわけでもない、栄養を摂れてないと思いますよね。

でもそれは大人の要求が高い、大人基準のOKラインが高いともいます。
子どもが「自分がよくやった」「できた」という気持ちは自己肯定感にもつながります。
子どもが自分基準で頑張った!できた!という気持ちを持つことが大切です。たった一口でもその味の記憶は脳に蓄積されています。全く食べないと0ですが、0.1でもその味を経験し積み重ねることができていると思ってもらえたらと思います。

今、目の前で一緒に食事をしている時になかなか一歩引いてそこまで考えられないところですが、思い出してもらえるとイライラが減らせるかもしれません。

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