好き嫌い・兄弟で食事の好みが違う時

夏の食事

赤ちゃんのときは何でも食べていたはずなのに、気づいたら好き嫌いがいろいろと出始めた、

ということもありますよね。

その上、兄弟がいて兄弟それぞれの食べ物の好みが違いすぎて、食事を作るのに困る、

ということもわりと多く聞かれる話です。

私も自分の子どもたちが幼いときに、長男が大好きなものが次男が嫌い、食べないということが多々あり

食事を作るのに困ってしまった、ということもありました。

 

嫌いで食べないと栄養が足りるのか心配、

という気持ちがあって、毎回好みに合わせて別に用意してあげる、という方もいらっしゃるかもしれません。

 

子どもを思うからこそ、兄弟どの子も笑顔で食べてもらいたいという気持ちがあってのことで

素晴らしいと思うのですが、もしそれが毎回だととても労力が要ることですよね。

ほとんど手間がかからないものであれば、時々それも一つの手だと思います。

「一緒のものを食べてもらいたい」「好き嫌いがなくなってほしい」

という観点からは、やはり同じものを食卓に出すのがおすすめです。

 

そのときにその料理が好きな兄弟と同じように、たくさん盛り付けてしまうと

苦痛になってしまうので、嫌いな子の方はその料理、あるいはその食材は

ほんの少しだけ盛り付けるだけで良いです。

 

「食べる機会を作る」

ということが重要です。

 

食べないものとわかっていて作って出すというのは、虚しく感じることがありますよね。

でもいつ、食べられるようになるかわかりません。

一緒に食べる人が「おいしい!!」と言って食べている姿を見るのは

実は好き嫌い克服にはとても有効な手段なのです。

ケンカもしつつ大好きな兄弟がおいしいと言っているもの、

ある時「実はおいしいのかも・・・」とおいしそうに思えてくるときが来ることがあります。

でも全く食卓にのぼらない、

あるいは自分の前にないと「あれは自分は食べなくていいもの」と食べる機会を失ってしまいます。

目に触れる機会、食べられる機会を増やすのが好き嫌いを克服する手段の一つです。

 

ひと口食べられたら、家族から褒められた!喜んでくれた!という経験があると

より、克服から「食べられる」「好き」への道のりが早くなります。

「食べられるようになって嬉しい」という、お母さんお父さん自身の気持ちもぜひ伝えてください。

 

 

家族で同じものを食べて「おいしいね」と言い合える

そんな食卓になると嬉しいですね。

 

 

 

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