子どもの食育の観点から、コロナ禍の今、家庭でしかできないこととは

子どもの手食事

コロナ禍になって変わったことはたくさんあります。

食においてもあります。そのうちの一つ、外食での「黙食」。お店だけでなく、子どもの給食においても推奨されています。

管理栄養士として小学校の給食に携わるお仕事をされていて、以前私がキッズ食育トレーナー養成講座(初級中級)を受講してキッズ食育トレーナーとなっている方が、現在のお仕事の観点からコロナ禍の今だからこそ、「子どもと会話をしながら家族で食事をすること」をぜひ家庭でしてほしい、とお話ししていました。

運営している子どもの食育スクール「青空キッチン」板橋校でもコロナ禍に入り、レッスンもオンラインレッスンになるなどしてから対面レッスンとなり、全員試食なしの持ち帰りにしていました。今現在はご家庭の判断でどちらでもできるようにしています。

試食をする際は、試食台の上の換気扇はつけたまま、透明の仕切りは対面はもちろん、横についても深めに仕切りを置いています。

でも、だからといって「お話して食べていいよ!」とはやはり言えません。

本来なら、作るの楽しかったね、おいしいね幼稚園保育園、学校でこんなことあったよ、このまえこんなことしたんだ、と話しながらお友だちと食べてほしいところです。

 

試食があるのは、食事のマナーを学ぶということも目的の一つでもありますが、楽しく食べる、食べることって楽しいと思ってもらうためでもあります。

会話からも好き嫌い克服につながることがあります。

 

「おいしかったね!」と会話するのは食べ終わった後にマスクをつけてでもできますが、やっぱり食べながら会話するのって話がはずみますし、楽しいですよね。

それを実感できるのは今、家でしかないのです。ぜひお家で楽しく会話しながら食べてもらえたらと思います。

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