体温まる郷土料理を知って作る
青空キッチン板橋校の今週のレッスンは「だご汁」でした。
東京の方では聞き慣れないメニューの名前にレシピを見て「たこじる?たこが入っているの?」
から「タコのだしなの?」と想像が進み、聞いてくる子もいました。
だご汁は、九州の郷土料理。「だんご汁」とも呼ばれます。
そう、「だご」とは「だんご」のことなのです。そんなことをお話するとみんな納得です。
野菜やお肉も入る温かい料理です。
野菜は今回たくさんの種類を使い、いろいろな切り方をしました。
かたいもの、やわらかいもの、
いろいろなかたさを感じながら、力の入れ方や刃の動かし方を経験しました。
お鍋が熱くないのを知ると、「先生お花みたいに並べたよ〜!」とみんなで並べたお花を見せてくれました。
高学年さんは先月メニューにあったので切ったのですが、幼児さんと低学年さんは里芋を切るのは初めてです。
じゃがいもなどと違い、ぬるっとするさわり心地にびっくり!
ちょっとかたい!包丁にも白い跡が付きます。
大根や人参を切った時と違う発見、たくさんの気づきがあったみんなです。
食べるだけでは知り得なかった経験を今回も積んでいっています。
おだんごを作るのもとても楽しそうでした。
さわり心地も食べたときもモチモチとするので、「おもち」と呼んでいた子もいました。
手でこねながらふわふわするね、むにゅむにゅする、などとその感触を味わいながら
さわり心地をそれぞれに言葉で表現していました。
手先の感覚も豊かになる作業です。
小学生は「ぶりしゃぶ」を作りました。
「お刺身のまま食べたい」という子もいましたが、さっとだしにくぐらせました。
肉じゃなくても絶品!初めての子もそのおいしさがわかり、気に入ったようでした。
高学年さんは「ブロッコリーのおかか和え」。洋風にしがちなブロッコリーですが、和に仕上げてもおいしいのです。
ブロッコリーの切り分け方も学びました。
小学生は郷土料理についても勉強しました。
自分が住んでいる東京の郷土料理は?
お父さん、お母さんが育ったところの郷土料理は?
今まで食べたことも聞いたこともないメニューを知り、興味が出てきた子もいました。
青空キッチンに通うと、興味を持つ世界が広がるかもしれません。
住む地域によって、育まれ伝えられてきた料理、その土地だからこそのメニュー。
味わっていきたいですね。
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